【2024年最新版】自動精算機の相場費用・価格は?導入コスト削減で活用したい補助金・助成金
クリニック専用の自動精算機の導入を検討する際には、どの程度の費用が発生するのか、概算でも良いから知りたいという方は多いのではないでしょうか。詳細な見積もりなどは、直接各社にお問合せいただく必要があります。
本記事では、クリニック専用自動精算機の導入にかかる費用について、おおよその費用感をお伝えします。
目次
・自動精算機導入時に発生する2種類のコスト
・自動精算機導入時の一般的なコスト
・自動精算機導入時のコストが変動する理由
・助成金や補助金の活用
・購入方法の検討
・まとめ
1.自動精算機導入時に発生する2種類のコスト
まず前提として、自動精算機を導入する際には初期費用と保守費用の2種類のコストが発生します。
初期費用には、自動精算機の本体購入代金、設置費用、初期設定費用などが含まれます。
保守費用には、定期的なメンテナンスや修理、保守契約に基づく費用などが含まれます。
これらの費用は、導入する自動精算機の種類や機能によって異なります。
2.自動精算機導入時の一般的なコスト
クリニック専用の自動精算機の導入にかかる一般的コストを下記の想定で紹介します。
電子カルテ・レセコンとのデータ連携ができるスタンドタイプの自動精算機1台
その際、一般的にかかる費用は、
・初期費用として約200万円後半から400万円
・保守費用として年間20万円から40万円程度 となります。
※メーカーや機種により異なります。
3.自動精算機導入時のコストが変動する理由
上記で紹介した費用は概算であり、実際の費用はクリニックの規模(1日平均来院数など)やクリニックの運用方法、自動精算機に求める機能によって異なります。
患者数が多いクリニックでは、自動精算機を複数台導入しているケースもあります。
また、オプションでクレジット決済機能や再来受付機能を契約する際も追加でオプション費用がかかります。
その他、電子カルテ・レセコンとの連携費用が発生する場合もあるため事前に確認する必要があります。電子カルテ・レセコンとの連携を無償で対応してくれるケースも多いですが、ベンダーによっては、有償での対応となるケースもあります。
有償対応の場合、数十万円〜100万円程度のコストが発生する可能性があります。
また、自動精算機を設置するスペースが狭い場合、受付カウンターをカットしてスペースを確保するなど工事費が発生するケースもあります。
4.助成金や補助金の活用
クリニックにおいて自動精算機は、業務効率化を実現し、クリニックの生産性を高めてくれるツールです。そのため、適応となる補助金や助成金にもさまざまな種類があります。
代表的なものとしては、
・働き方改革推進支援助成金(勤務間インターバル導入コース)
・IT導入補助金
といったものがあります。
ただし、必ず適応となるわけではないことや、上記のような補助金や助成金はいつ発表されるかわからないといった点には注意が必要です。
5.購入方法の検討
自動精算機の購入方法には、一括購入やリース購入などがあり、それらによっても導入費用が異なります。一括での購入の場合、初期費用として先述した200万円〜400万円程度のまとまった金額が必要となります。一方、リース購入の場合は、初期費用が低く抑えられるため、資金的に余裕がないクリニックでも導入しやすくなるというメリットはあります。しかし、手数料など別のコストがかかるため、トータルでの費用は増加します。
6.まとめ
クリニック専用自動精算機の導入費用をまとめました。
クリニック専用自動精算機の導入にかかる費用は、初期費用と保守費用の2種類があり、導入費用の総額はクリニックの規模や設備、導入方法によって異なります。
しかし、中小規模のクリニックでも導入が可能な価格帯の自動精算機が多数販売されており、オプションの種類も豊富になってきています。
また、一括購入とリース購入の比較も検討し、長期的な視点でコストパフォーマンスを考えながら導入を検討することが大切です。
自動精算機の導入により、クリニックの受付業務の効率化を検討されているクリニック様はぜひ、お気軽にご相談ください。
最終更新日:2024年9月25日
この記事の執筆者
株式会社APOSTRO 経営企画室
川越 雄太
大学卒業後、大手コンサルティング会社にて、医療機関のコンサルティングに従事。その後、医療介護人材紹介会社の経営企画部門を経て、当社へ入社。クリニックや薬局のコンサルティング、ITシステム導入支援のアドバイスを行なっている。