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【1日230分の業務削減】自動精算機の導入をきっかけに得られた運用方法と実際の効果について

自動精算機

近年、クリニックの業務改善の需要の高まりから、自動精算機とともに、再来受付機の普及も進んできています。

本記事は、整形外科クリニックの今後、自動精算機・再来受付機の有効的な活用方法について解説します。

整形外科クリニックの院長、受付スタッフさんの参考になる記事だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.整形外科クリニックにおける業務改善の必要性
2.診療報酬が減っていく→より患者さんを効率的に診療する必要性
3.自動精算機・再来受付機とは?
4.整形外科クリニックこそ、「自動精算機+再来受付機」を導入すべき!
5.まとめ

1.整形外科クリニックにおける業務改善の必要性

外来クリニックにおける、医業収入の公式は下記になります。

医業収入=患者数×診療単価

つまり医業収入を増やすには、患者数を増やすか、診療単価を上げるかのどちらかになります。

診療単価については、適正な医療を提供する必要があるため、大きく単価を上げることは難しいです。また、上げすぎると集団指導や個別指導の対象となる可能性があります。

そのため、外来クリニックにおいては、いかに患者数を診療するかが医業収入に直結します。

また、外来クリニックの中でも整形外科は診療単価が低く、かつ、クリニックにおけるコストが他の科目と比較すると高いため、他の科目より多くの患者さんを診療する必要があります。

表.医科診療所 1日当たり医療費

項目平成28年度平成29年度平成30年度令和元年度令和2年度令和3年度
内科8,4728,5958,6608,8399,4169,655
整形外科4,1724,2634,3124,4184,5764,603
眼科7,3627,5377,7358,0108,3468,564
耳鼻咽喉科4,3394,4234,4894,5734,8715,243
外科6,9857,1297,2037,4167,7468,015
小児科5,2935,3725,4385,5616,3137,257
皮膚科3,9123,9063,9053,9313,9353,996
泌尿器科12,67412,67912,50312,40612,41712,112
精神科6,2746,3506,3456,3366,3196,334
眼科人科7,2217,2447,2867,3277,6247,670
脳神経外科8,8488,9719,0629,1949,4769,679
循環器科9,2499,4959,6859,85010,20110,145
内膜科7,4287,5037,5177,6217,8107,921
小腸内科5,9405,9405,9665,9825,9756,030
消化器科7,9527,9508,0058,1708,5608,724
産科7,8187,8297,8737,8908,2988,381
その他8,5428,7678,9569,1809,6179,859

引用:令和3年度医科診療所の主たる診療科別の医療費等の状況

2.診療報酬が減っていく→より患者さんを効率的に診療する必要性

次回、2024年度の資料報酬改定では、(まだ具体的内容は不透明ですが)マイナス改定となることが予測されます。

また、今後診療報酬が向上する未来も描きにくい状況と言えます。

診療報酬が下がるということは、診療単価が下がるということです。

そのため、これまでと同様の診療を行なっていると、医業収入が減少します。

つまり、今後の診療報酬のマイナス改定を見据えて、より多くの患者さんを効率的に診療できる体制を構築することが必要となります。

3.自動精算機・再来受付機とは?

自動精算機は、患者様が料金の支払いから金銭の授受までを完結できる機械です。

クリニック専用であれば、レセコンとデータ連携することで、会計の自動化が可能となります。

再来受付機は、クリニック専用自動精算機に付随する機能で、患者様が来院した際に、受付窓口に行くのではなく、自動精算機に、診察券のバーコードをかざすことで、チェックインが可能となる機能です。

4.整形外科こそ、「自動精算機+再来受付機」を導入すべき!

次に、求人を出す際に、競合となりうる他院の求人内容などを把握しましょう。
現在は、WEBで求人情報を検索する方が多いので、WEBで調査をします。

求職者が検索すると想定されるキーワードをGoogle検索します。
例えば、「医療事務 〇〇(地名)」や「医療事務 求人 〇〇(地名)」などが挙げられます。

下記は「医療事務 名古屋」と検索した画面になります。(検索者や時期によって表示結果は異なります。)

この中でも、上位に表示されているサイトは閲覧者がより多く見ている可能性が高いため、上位に表示されている媒体に掲載することを検討すると良いでしょう。

今回は、indeedをクリックします。
ちなみに調査においてはindeedがお勧めです。(※)
※indeedは、様々なサイトから求人情報を引っ張ってきて表示しており、掲載求人に偏りが少ない可能性があるためです

一般的に整形外科の患者数の内訳は下記のようになります。

1日患者数150人を仮定してみます。

ここではAクリニックとします。

■Aクリニック

患者数
総患者数150
診察のみ患者数70
リハビリのみ患者数80

リハビリのみで来院される患者さんの比率が多く、直接院長が診察室で対応しない患者様が多くいらっしゃいます。

そこで、リハビリのみの患者さんを、再来受付することで、非常に多くの患者さんが受付に通らずに受付〜会計までが完結します。

仮に、「会計対応時間:1分」、「再来受付対応時間:1分」ほどかかっているとします。その場合実際に、先ほどのAクリニックでの業務削減効果を時間に換算すると、、、

自動精算機で対応する人数:(150人×1分)=150分

再来受付機で対応する人数:(80人×1分)=80分

合計削減時間:230分

となり、非常に多くの受付スタッフの労働時間を削減することができることがわかります。

整形外科はリハビリのみの患者さんがいる性質上自動精算機と再来受付機との相性が良いことがお分かりでしょうか。 整形外科こそ、自動精算機・再来受付機を導入すべきと言えます。

5.まとめ

今回は「自動精算機の導入をきっかけに得られた運用方法と実際の効果」について解説させていただきました。

弊社自動精算機「Clinic KIOSK(クリニックキオスク)」は約300件の整形外科クリニック様に導入させていただいております。

元々、整形外科クリニック様からの要望があり、開発した製品ですので、整形外科クリニックでの多数の導入経験に基づく運用提案ができることが弊社の強みと考えております。

ぜひ自動精算機の導入をご検討されている整形外科の先生がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

この記事の執筆者

株式会社APOSTRO 経営企画室
川越 雄太

大学卒業後、大手コンサルティング会社にて、医療機関のコンサルティングに従事。その後、医療介護人材紹介会社の経営企画部門を経て、当社へ入社。クリニックや薬局のコンサルティング、ITシステム導入支援のアドバイスを行なっている。

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