私が叶えたい「患者ファースト」を支える院内設備
- 医科
- 本郷駅前クリニック様
- 導入台数
- Clinic KIOSK(自動精算機)1台
- 外来患者数
- 100人未満/日
- 現状・課題
- 大学病院との緊急連携が必要なケースも多く、迅速に対応できる環境を整える必要があった
- 将来の人手不足や会計処理の複雑化を防ぐ仕組みづくりが課題だった
- 従来の金銭授受は締め作業に時間がかかり、医療事務スタッフの疲弊につながることが不安だった
- 導入効果
- 患者様が多くない場合、会計待ち時間ゼロでスムーズな流れを実現できた
- 会計に時間を取られない環境を実現できた
- 大学病院との連携強化などに着手する余裕が生まれた
開業のきっかけと、クリニックづくりで大切にされたポイントを教えてください
循環器内科医として20年以上、大学病院を中心に心臓病の治療や救急対応に携わり、現場だけでなく地域全体の医療体制を見てきました。
その中で、「予防医療の重要性も認識し、また最初に患者様を受け止める地域の拠点をつくりたい」という思いが強くなり、文京区での開業を決意しました。
地下鉄駅から徒歩1分と立地もよく、周りに大学病院など大規模医療機関がたくさんあり、医療連携がしやすい点でも理想的でした。
開業にあたり何より大切にしたのは「患者ファースト」です。
循環器の症状は一刻を争うことが多く、初期対応の速さが救命率に直結します。
“最初の診療所の判断が命を守る”ことを何度も実感してきました。
そこで、緊急時にもスムーズに対応できる体制を整えるため、自動精算機を開業当初から設置し、受付から会計までの時間短縮を徹底しました。
「患者様が安心して最初に来られる場所を守る」
それが私にとっての患者ファーストの形で、その根本を支えてくれているのが自動精算機だと感じています。
自動精算機やキャッシュレス決済の利用状況はいかがですか?
クレジットカードやQRコード決済など複数のキャッシュレス決済に対応していて、現金比率も6割から4割へと下がってきました。
当初は比較的若い患者様が中心でしたが、最近は地元のお年寄りなどご高齢の方も多く来てくださるようになり、皆様想像以上に使いこなしてくださるんです。
医療事務スタッフからも「ご高齢の方が意外なほど早く慣れている」と驚きの声が上がっています。
自動精算機で困ったことがあっても迅速に対応してくれるので、選んで良かったなと思います。
今後の取り組みや展望をお聞かせください
何よりも大切にしているのは、「患者様が安心して最初に来られる場所を守る」ことです。
患者数を増やしたい気持ちもありますが、それ以上に一人ひとりと向き合う医療を続けたいと思っています。
その支えになっているのがこの自動精算機です。
開業時から導入したことで、毎日の会計や集計がスムーズになり、締め作業のストレスも大きく減りました。
受付の負担が軽くなった分、患者様への声かけや丁寧な説明に時間をかけられるようになりました。
今後は、高齢者向け在宅医療や大学病院との連携強化を進め、地域全体で救命率を高める役割を担うとともに、DXをさらに推進して地域医療の課題解決に貢献していきたいと考えています。