導入事例

自動精算機を入れるデメリットほぼ無し!患者様に集中して相対することが出来ました

医科
保科クリニック様
導入台数
Clinic KIOSK 4台、Clinic POS 1台
外来患者数/日
60人~200人前後
診療科目
消化器内科・外科、糖尿病内科、呼吸器内科、心臓血管外科、精神科・心療内科、リウマチ・膠原
病内科、整形外科、内科
現状・課題
お会計のミスを減らして、スタッフの残業時間を削減したい
患者様の待ち時間を軽減し 、様々なニーズに応えたい
導入効果
運用方法を見直し、会計ミスや残業時間を削減できた
お会計の呼び出しが早くなり、未収金や次回精算などがスムーズに対応できるようになった

なぜ自動精算機「Clinic KIOSK」を入れようと思いましたか?

自動精算機を入れる上で絶対に外せないポイントは「会計ミスを減らすこと」でした。
私のクリニックでは、まずセルフレジ(Clinic POS) を導入し、精算機に慣れた後、自動精算機(Clinic KIOSK)を導入しました。

自動精算機を導入した当初に感じたことを教えてください

今となっては自動精算機があるのが当たり前になっていますが、導入当初は戸惑いよりも拒絶に近い反応でした。
多分、どのクリニックさんも同じだと思いますが、今までとやり方を変えるというのはアゲインスト(逆風)であり、運用方法をしっかり決めないと負担が増えるスタッフもいるのかなと感じました。

セルフレジから自動精算機に移行した時のスタッフの反応はどうでしたか?

「大丈夫なの?」という感じでした。当時はまだどこも自動精算機を導入していなかったので、ハードルが高かったですね。
正直、最初のころは「そんなの入れるのはちょっと…」といった後ろ向きな意見がありました。

私が自動精算機を紹介して、導入されたクリニックで働く先生との会話の中で「自動精算機が無かったら、今の診察は考えられなかったね!」といった良い反応があり、私も嬉しく思いました。

自動精算機を導入したことによるメリット・デメリットはありますか?

今まで手作業で締め作業を行っていた時は診察を終えてから取りかかり、約30分~1時間かかっていました。今は自動精算機を信頼して、毎日の締め作業を省略しており、だいたい1ヶ月〜2ヶ月まとめて締めています。
診察が18時に終わったらそのまま解散できる点が一番大きなメリットだと感じています。時間通りに帰ることができるというのは、スタッフのメリットとしても大きいのではないのでしょうか。

「売上金額が合う・合わない」の確認をするために帰れないというのは、どうなのかなと感じます。それから、未収金の管理ができる点も大きなメリットと感じています。
今までは「この人から貰ってなかった」、「貰い忘れちゃった」、「また貰わなきゃ」などをスタッフが紙ベースで、かなりの労力を使って未収金管理をしており、取り漏れることもありました。
しかし、自動精算機を導入してからは未収金の管理がラクになりました。

急いでいる患者様や、毎月定期的に来られる患者様などは、次回精算にすることで会計業務の削減ができることも導入メリットと感じています。
またコロナウィルスが流行った初期は、次回清算のおかげで、とにかく患者様を待たせないようにどんどん帰すことができました。
2 週間位して「安静解除・治癒解除になったらお越しください」と、伝えていました。

電話再診の時も「当日払えないので後日精算お願いしますね」と、伝えて未収金を発生させていました。自動精算機導入前から未収金は一定数発生していましたが、安心感は違うのかなと思いました。

自動精算機を入れるデメリットはないと思います、費用負担くらいですかね。設備として当たり前になっていると感じます。パソコンがないと医療出来ないですし、それと同じ感覚です。

患者様の流れや待ち時間の変化はありますか?

自動精算機を導入してからは、圧倒的に「お会計の呼び出し」が早くなったと思います。
今では患者様もこの早さに慣れてしまったので、スタッフの業務がもたつくと「(お会計の呼び出し)遅いわね」というお声を耳にすることもあります。
自動精算機を導入する前は、もっと遅かったはずなんですけどね(笑)。

コスト削減の面での効果はありましたか?

自動精算機の有無で、スタッフの数が違うと思います。
例えばスタッフが急遽お休みになってしまった場合、ホスピタリティ的なものは下がってしまうかもしれないですが、自動精算機があることで会計業務は問題なく行うことができることはありがたいです。

自動精算機導入による心理面での影響はありましたか?

コロナウィルスが流行ったことがきっかけで、ご高齢の方でも自動精算機を望まれる方がいます。
ただ、最初は「高齢の方には自動精算機は使いづらいんじゃないか」という意見がありましたが、自動精算機を使う・使わないに年齢は関係ないと思います。

内科という特性上、待合室で咳をしている方がいると「コロナの方がいるんじゃないか」と常に心配される人も恐らく少なくありません。
対人での接遇で感染率が上がることを、意識されている方は一定数いらっしゃるため「なるべく人と接触せずに、薬だけ貰って帰りたい」というニーズはかなり高いです。

電話診察で算定OKにして、次の日受付で事前に用意しておいた薬だけ受け取って、会計もすぐ終わらせて帰りたいというニーズもあります。
それとは反対に「診察でしっかり話をしたい・聞きたい」という方もいらっしゃるため、患者様の様々なニーズにお応えしています。

弊社自動精算機に対して、今後期待することを教えてください

現在、当院で導入している予約システムの「check-on」と、自動精算機「Clinic KIOSK」がタイアップして、両方活用できるようになり「check-on で予約された方と、フリーアクセスの人は自動精算機」という運用ができるといいなと思いました。

他には、自動精算機の警告音が少し怖いと感じます。釣り銭が足りない時などにお知らせをしてくれる音が危険サイン音みたいなので、もう少しマイルドな音で優しく案内されると良いなと思いました。
あとは「お札の取り忘れ」が起きやすい点についてです。

今後の期待として、お札をまとめて投入できるようになること、払い出しが1,000円だけでなく5,000円も出てくるようになることです。また将来的に、自動精算機の側に荷物置きが出来ると良いなと思います。

今後のビジネス展開を教えてください

今、先が見えない世の中だと感じています。色々なものがすごい勢いで新しくなっていくので、安全かつ無事に平和な世の中になって、よい医療が受けられて、みんながハッピーになれればいいと思います。
外国からの人も増えてきていますし、色々なニーズや言語に対応していかなければならない時代になったと感じます。それに対して、薬もどんどん新しいものが開発され知識のアップデートが大変ですね。

さらに、経営面のことなどもマネジメントしなくてはなりません。ですが私たち医者は、マネジメントが得意ではないと思いますし、医療はビジネスという考えではないので、患者様に集中して相対することに特化出来たらいいなと思っています。
これが一番大事だと思っています。

収益をあげるように頑張るのではなく、潰れないように頑張るのが正解なのかなと思っています。

「真面目に、日々、医療をこなすのみ。」
という感じです。

※記事の導入効果には個人差があります、運用方法は個人の感想です。

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