【知らないと失敗する!?】クリニック専用自動精算機の連携方法とメリット・デメリット
自動精算機の導入を検討されている医院様から「〇〇という電子カルテ・レセコンを使っているけど、連携は可能ですか?」や、「連携方法の種類について教えてほしい」といったような、質問やお問い合わせをたくさんいただきます。
自動精算機との連携方法は複数の種類があり、連携方法によってメリット・デメリットがあります。
また、データ連携方法やその種類について正しく理解していないまま、自動精算機を導入した結果「期待していた成果を得ることができなかった」という声も聞きます。
そこで今回は、「自動精算機」と「電子カルテ・レセコン」の連携方法と各連携方法のメリット・デメリットを紹介します。
目次
自動精算機との連携方法について
電子カルテ・レセコンとの連携は、会計業務を効率化させるための重要なポイントです。
導入している電子カルテやレセコンによって、各メーカーの自動精算機との連携可否が分かれます。
また連携可否だけでなく、どのような方式で連携するかをチェックすることも重要です。
電子カルテ・レセコンと自動精算機の主な連携方法は以下の2つです。
①データ連携
②バーコード連携
各連携方法の特徴とメリット・デメリットを紹介します。
データ連携とは
まず、1つ目は「データ連携」です。これは、電子カルテと自動精算機を同じネットワークに接続して、患者情報・会計情報のやりとりを行う連携方法です。
患者ID情報をもとにバーコードやQRコードを作成し、そのバーコードやQRコードを自動精算機で読み込むことで、電子カルテ上にある患者情報・会計情報と連携させる仕組みです。
データ連携のメリット
・金銭授受の簡易化、正確化
・「いつ」、「誰が」、「いくら」、「何を使って(現金かキャッシュレス)」支払いをしたか分かる
・予約システムや会計案内システムなど医院の他システムとの連携が可能になる
・電子カルテ、レセコン上で未収金の管理がしやすくなる(レセコンの種類による)
データ連携のデメリット
・電子カルテ・レセコンから連携されない項目は、窓口で会計をする必要がある(自動精算機の場合)
バーコード連携とは
2つ目は「バーコード連携」です。患者の支払い金額が記録されたバーコード(又はQRコード)が印字された領収書を電子カルテから発行し、それを自動精算機に読み込ませることで支払いができるようになる仕組みです。
バーコード連携のメリット
・金銭授受の簡易化、正確化
・診察券に患者IDのQRコード等を印字・貼付する必要がない
バーコード連携のデメリット
・「誰が」会計を行ったか記録されない(締め作業の時などに影響あり)
・電子カルテに都度、精算完了の入力を行う必要がある
・領収書・明細書を窓口で手渡しする必要がある
・領収証にバーコードを印字するタイプは、精算前に領収証を渡すことになる
まとめ
改めて、連携方法ごとに各特徴のメリット・デメリットをまとめてみました。
電子カルテ・レセコンの連携方法によって、自動精算機側でできること・できないことが異なります。
自動精算機を導入する際は、電子カルテ・レセコンとどのように連携するのか、しっかりと検討することをおすすめします。
弊社の自動精算機は95%以上のレセコン、電子カルテとの連携が可能です。
メーカーにより異なるとは思いますが、弊社の場合は電子カルテ・レセコンとの連携費用は、システム価格に含まれているためご安心ください。
※電子カルテ・レセコン側の連携費用は別途必要になる場合があります。電子カルテ・レセコン導入業者様にお問い合わせください。
自動精算機「Clinic KIOSK(クリニックキオスク)」は「データ連携」・「バーコード連携」どちらの方法でも実績があるため、導入後の運用方法までご提案可能です。
また、お使いの電子カルテ・レセコンによって利用可能な連携手法が異なりますので、お気軽にご相談ください。
最終更新日:2024年9月24日
この記事の執筆者
株式会社APOSTRO 経営企画室
川越 雄太
大学卒業後、大手コンサルティング会社にて、医療機関のコンサルティングに従事。その後、医療介護人材紹介会社の経営企画部門を経て、当社へ入社。クリニックや薬局のコンサルティング、ITシステム導入支援のアドバイスを行なっている。