クロストーク 考える力を育む、挑戦しやすい開発文化

エンジニア 対談
  • 開発部(2011年入社) 伊藤 孝

  • 開発部(2023年入社) 相庭 開斗

開発部の業務内容を教えてください

伊藤

開発部に入って今年で13年目です。今は部長という立場で部門の意思決定や、製品の設計、開発メンバーが作ってきた成果物のレビュー、あとは他の部門長とのコミュニケーションを担当しています。以前はクリニックキオスクという私達の製品の開発や教育をメインで担当していましたが、今は管理側の仕事が増えてきました。

相庭

伊藤部長とは真逆の業務をしていて、開発の上流は部長やマネジメント層の方が担当していますが、僕は作業中心の業務をこなしています。その中でも、製品のリリース前のテストやプログラムを使って追加機能を実装していくことが多いです。
最近は釣銭機と自動精算機が連動するようなプログラムを実装しています。

一日の流れを教えてください

相庭

僕は9時出社で基本18時まで勤務しています。午前中にタスク整理などを行い、午後は実装作業やテスト作業など手を動かして1日を過ごしています。

伊藤

相庭さんは実際に手を動かしてもらっているのでそういう形ですね。私は午前中はマネジメント業務を中心に、午後は部内外のミーティングやレビューが多いです。開発者は朝型夜型みたいなのが結構あるのですが、私は夜型なので、お昼以降にメインの仕事をしています。

朝早くに出社しているメンバーもいるので、みんなが揃っているお昼から夕方までのタイミングでコミュニケーションをとるようなスケジュールにしています。

開発部はどんな雰囲気ですか?

相庭

結構賑やかだと思います。巷のIT企業は静かな環境でもくもくと作業をしているイメージですが、弊社の場合、先輩方と一緒に協力しながらわいわいと作業に取り組んでいます。

伊藤

そうですね、私も同じ意見です。一言も喋らず仕事する会社が多いようですが、うちの会社はコミュニケーションが活発で業務中も喋ったり冗談を言ったりします。重要なやり取りは適切にミーティングをセッティングしますが、雑談の延長で相談が始まることもあります。

相庭

開発部は本社にフロアがありますが、事務の方々よりも賑やかです。

伊藤

一番うるさいかもしれないです(笑)
コミュニケーションを取りやすい環境にしたいと常々思っていて、みんなにそのことを共有して取り組んできた結果、賑やかになってしまったのかなと思います。

心理的安全性みたいな話ですけど、話しかけづらい環境で「聞いたら怒られるのでは」などの理由で言い出せなくて、後から実は…とギリギリになって問題が出てくると結構しんどいじゃないですか。

コミュニケーションを取りやすい環境だとネガティブな話もしやすいと思いますし、困ったことがあってもすぐに解決に向かいやすいと思います。最初に手を挙げる人が偉いといった文化を作って、発言していけるような環境にしていきたいです。

他部署との関わりはありますか?

伊藤

開発部がリリースするプロダクトの情報共有をするタイミングで関わる機会が多いです。それ以外では、イレギュラーな対応について問い合わせを受けることが時々あります。

相庭

僕が携わってるプロジェクトではないのですが、他社のシステムと連携する開発があります。その際は、営業部の方々とコミュニケーションをとる機会が多いと思います。

伊藤

あとは営業部、管理部、開発部、技術サービス部から人を集めてチームを作り、プロジェクトを進めるといった仕事の進め方が最近出来上がりつつあります。それぞれ自分たちの役割や立場があるので苦労もあるようですが、自分たちで仕事を前に進められる達成感もあるようです。

ポテンシャル採用の人はいますか?

伊藤

入社してくる人のほとんどがポテンシャル採用です。
その理由はいくつかありますが、市場にエンジニアが少なく競争が激しいので、弊社のように知名度の高くない会社はなかなか選ばれにくいということもあります。

一方で、業界にまだ入ったことはないけれど、挑戦してみたいという人が結構いるので、そういったモチベーションの方を育てていく土壌を作っていけたらいいんじゃないかなという思いでポテンシャル採用をしています。

実は、私自身も13年前にエンジニア未経験でポテンシャル採用として入社しました。その経験を面接で話すと、皆さん興味を持って聞いてくれます(笑)
この会社の良いところは、自分次第でどこまでも成長できる点だよ、という話は面接でもよく使う鉄板トークですね。

ポテンシャル採用された方の成長速度はいかがですか?

伊藤

成長速度はかなり速いです。ポテンシャル採用で入社して1年目2年目のメンバーが最も多いのですが、2年目で主任クラスの役割を担い、実務に取り組んでいる人もいます。

相庭

伊藤部長のお力ですね(笑)

伊藤

私が直接こうしてほしいといった詳細な道筋を立てたりはしてないんだけど(笑)
開発部にはチームリーダーが4人いるのですが、彼らが後から入社したメンバーを頑張って育成してくれているので非常に助かっています。

相庭

あと、よく部長がされている手法があるのですが、部内で課題やタスクが発生した際、部長はみんなの成長を一番に考えてくださり「成長したい人ー?」と聞いて回ってくださるんです。

伊藤

この課題を自分で取り組みたい人は手を挙げて、ということいったことをやったりしますね。経験豊富ですぐに解決できる人もいますが、その人が即座に解決してしまうとポテンシャル採用で入ってきた人たちの経験値にならないので、可能な限り彼らに業務を任せる形にしています。

相庭

その取り組みはとても上手くいっていると思います。APOSTROでエンジニアをしている先輩方は前職のノウハウを持っているのに加え、開発をバリバリされる方ばかりなので、そういった方と議論していけるのは本当に貴重なことだと思います。

伊藤

私自身もポテンシャル採用で入社しましたが、開発部は他業種から来た人のコミュニティに近い雰囲気があります。いろんなバックグラウンドのメンバーがいるので、その多様な視点が開発に活かされていると思います。

相庭

社会人経験は1年ほどですが忖度なしで言うと、働いてる感覚がスノボしている感覚と一緒です(笑)

スノボは出来ないことができるようになるのが楽しさだと思いますが、仕事においても同じ感覚です。いろんな視点で物事を教えてもらい、出来ないことができるようになるのが一番楽しいと感じるポイントです。

お二人ともポテンシャル採用ですがどのような勉強をしてきましたか?

相庭

勉強を勉強と思わないタイプなのでこのトピックはパスしてもいいですか(笑)

伊藤

ちょっと言いにくいんですけど、私も一緒で勉強はした覚えがないんですよね(笑)

多分相庭さんも調べてインプットをしていると思いますが、それを勉強と捉えてないだけだと思うんですよね。ある意味それを負荷に感じていないというか、本当にスノボで遊んでいる感覚でインプットをしているんじゃないかと思います。

相庭

僕はプライベートでもプログラムを書いたりしていますが、業務でスノボの技を身につけて、プライベートでスキー場に行ってスノボの技を披露するみたいな感覚です。参考にならなくて申し訳ありません(笑)

伊藤

最初は求められる知識が膨大で大変でした。電車で調べながら帰ったりとか、家に帰ってからも調べ物をしていましたが、勉強してる感覚はあまりないんですよね。自分自身開発のスキルを身につけたいなと思ってたので、本当に趣味じゃないですけど、スノボに近いかもしれません。私もあまり参考にならないですね(笑)

幅広いキャリアの方がいると思いますが評価はどうやってしていますか?

伊藤

評価制度は常にアップデートしていてまだ完成には辿り着いていないのですが、最近は個々のスキル、成果、メンタルなどの観点を各5段階で自己評価してもらう仕組みを導入しています。その自己評価を基に、例えばあなたの現在地点はここだよねということを上長と2人で認識合わせして、それをベースに経営層が社員の能力を評価しています。

今後はこの評価制度をオープンにして、誰から見ても納得感のある仕組みにしたいと思っています。

せっかく入社してもらっても自分がどう評価されているのかわからないと、モチベーションが下がると思いますし、「ここで働きたい」と思ってもらいたいので、透明性の高い評価制度をしっかり整えていきたいです。

開発プロセスにおける先輩や上司との関わり方を教えてください

相庭

APOSTROの場合、チーム開発という手法でプロジェクトを進めており、チームリーダーが仕様を決め、みんながその仕様に従ってコーディングをしていくという流れで進めています。

そのため、一貫して同じ上司の方に見てもらいながら二人三脚で進めているように感じます。教えてもらえる体制はしっかり整っていますし、僕の場合は社会人経験が少ないので、基礎的な部分から丁寧に教えてもらっていて申し訳ないほどです。

どのようなレビューを受けていますか?

相庭

かなり丁寧に見ていただいています。ただ単にできてるからOKとか、新しい技術が使われてるからOKということは全くなく、なぜそのアウトプットになったのかという理由やプロセスが添えられていることを皆さんが重視しています。

伊藤

相庭さんが言ってくれた通りで、うちの職場では、成果物自体が問題ないものだとしていても、理由や根拠を聞かれることが多いと思います。理由が答えられてきちんとした成果物ができているのが良い、というのが社内の共通認識で、考え方やそのプロセスを聞く文化があるんだと思います。

考え方が間違っていた結果、間違った成果物ができたとしても別に責められることもなくて「こういうときはこういう考え方があるんじゃないか」という別の視点から議論がはじまります。

こうした姿勢は開発部全体に浸透していて、ミドルマネジメントのチームリーダーも相庭さんに常に聞いてると思いますし、私も同じことをミドルマネジメントの人にしていて、「なぜこうしたか」というのを常に尋ねるようにしています。

相庭

確かに、日頃からそう感じていました。

伊藤

お客様からいただいた悩みの裏に隠れた本質的な課題を深掘りしてきた結果、今のサービスが生まれてきました。課題の深掘りや理由の追求は会社として一番大切にしていることだと思います。

やりがいを感じる瞬間を教えてください

相庭

すごい特殊なこと言っていいですか(笑)
大学は情報系の学部で理論計算機科学を学んでいたのですが、そこで得た知識が活かされるのがとても楽しいと思う瞬間です。
具体的には、プログラムで処理を1個実装するとなったとき、一旦プログラムで書かれていることを数学の論理式に置き換えるんですよ。そうすると、この処理は本当に必要なのか、プログラムの構造などを見抜くことができるのでその瞬間が僕は楽しいと思います。

伊藤

エンジニアに限らないと思いますが、難しい局面がビジネスにはいくつかあると思うんですよ。ゲームで言うボス戦みたいな感覚で、その局面を乗り越えた瞬間が一番やりがいがあると感じてきました。

相庭

最近の大きい山は令和6年度の診療報酬改定じゃないですか?

伊藤

2年おきに医療の診療報酬の改定があるんですが、施行直前にならないと内容を教えてもらえないんですよね。
開発部のメンバーだけでなく、電子カルテやレセコンを作ってるメーカーも、家に帰れないくらい多忙な状況が続くというイベントがあります。今年は2回ありました。

相庭

これも忖度しているわけではないんですが(笑)6月に改定の対応作業があった際、みんな残業が続く状況が多々あったんですよね。ですが、部長の組織づくりのおかげか、文化祭みたいな雰囲気で皆さんが取り組まれていたのが印象的でした。

伊藤

ポジティブに言ってもらえるととても嬉しいです(笑)

社員のライフワークバランスを両立させるために取り組んでいることはありますか?

伊藤

自分のパフォーマンスを発揮できる時間は人それぞれ異なると思うので、会社にいてほしい時間はもちろんありますが、出社時間は各々の事情に合わせて決める形でいいと思ってます。
全員が朝イチから揃っている必要はないと思ってるので、個々の事情に合わせて時間を使ってもらえればと思っています。例えば、今日は家で作業させてくださいとか、半休くださいといった柔軟な対応に繋がってるのかなと思います。

また、仕事においては「任せる」ことが重要だと思っています。管理はもちろんしますが、これはあなたの仕事でいつまでにやってくださいという形で個人の裁量に任せることもあります。
調子が悪いときは本来のパフォーマンスを発揮できないこともありますよね。そんな時は、自分の時間を子育てやプライベートに割り当ててそちらでパフォーマンスを出しつつ、仕事は自分のペースで進めて結果を出すという形もありだと思っています。

相庭

早く帰りたいときや有給取得の際は、周囲のメンバーが協力してくれるのでプライベートの予定を立てやすい職場環境だと思います。

伊藤

ここ数年、リモートワークについてされてきましたが、午前中は子育てや、役所に行く用事があるので午後から出社します。といった相談を気軽に言える環境を整えたいと考えています。そういった希望には、できる限り応えられる体制を作っていきたいですね。
私自身も、ちゃんと有給とって休みたいので(笑)
自分しかできないから休めないという状況は避けたいと思っています。代わりに誰かやってくれるから安心して休みますと言える方が働いていて気が楽ですよね。

今後の目標はありますか?

相庭

自分は1つのことに没頭する性格なので、リードエンジニアとしてチームやプロジェクトにおいて他のメンバーを技術でリードできるような存在になっていきたいと思います。

面白さを感じるのが、この会社は成長フェーズで拡大している最中のため、要所要所でこういう機能がほしいという要望がどんどん上がってくる点です。そういった際に技術力を提供できるような存在になりたいと思っています。

伊藤

私たちが作っているのは単なるモノではなくサービスだと思っているので、開発者が作ったものをポンと置いてきて終わりっていうことではないんですよね。

組織開発の観点でいうと、営業から要望やニーズを吸い上げ、それをもとに開発を進め、完成したサービスをサポート部隊がしっかりカバーする。この流れを大きく育てていくのが組織のあるべき姿であり未来だと思っています。

一方、開発部の視点では、私たち創業メンバーが築いてきた自動精算機事業を次の世代であるミドルマネジメント層に渡していくことが必要だと思っています。

私自身がいなくても、ミドルマネジメント層が自立して考え、自分たちの力で「このプロダクトをどこに向かわせるべきか」を決められるようにすること。それが今の目標です。

最後に入社を検討されている方にメッセージをお願いします

相庭

先ほど申し上げましたが、会社が成長しているフェーズなので、スピード感をもって開発に携われる環境です。一緒にスノボをやりましょう!(笑)

伊藤

自分はこういうことをやりたいですと声を上げてもらえれば、その仕事をお任せできるような土壌がある会社なので、積極的に前を向いてくれる人が理想かなと思います。

弊社では、ハードウェアの開発もやっているので、ソフトウェアのコーディングだけでなく、他社ではなかなか得られない幅広い経験を積むことができます。フルスタック型のエンジニアを目指したい、幅広い技術に触れてみたいという方にはピッタリの環境です。

やりたいことに挑戦できる環境があるという点で、他では味わえない経験ができると考えています。
常に思考プロセスを議論する社風があるので、考えることが好きな方、自分が手掛けたものがユーザーに届いていることを実感したい方は弊社でやりがいを感じられると思います。スノボのように楽しみながら挑戦できる環境だと思います。