【2024年最新!】メリット・デメリットで比較!クリニック向け自動精算機とセルフレジの違い
自動精算機の導入を検討しようとした背景には、下記の悩みがあったのではないでしょうか?
クリニック様によくある悩み
・クリニックの会計を自動化にしたい
・おつり間違え・ミスを減らしたい
・レジの締め作業をもっと手短に済ませたい
・患者様の待ち時間を軽減したい
・そもそも自動精算機ってどれがいいの?
今回は、自動精算機を導入したいと思ったけど「自動精算機・セルフレジの違いがよく分からない」「メリット・デメリットについて詳しく知りたい」といった診療所やクリニック様向けに自動精算機とセルフレジの違いをメリット・デメリットにわけて詳しく解説します。
この記事をご覧いただき、自動精算機・セルフレジを導入する際の検討材料にしていただければ幸いです。
目次
・自動精算機とは
・セルフレジとは
・それぞれのメリット・デメリット
・選び方のポイント
・まとめ
自動精算機とは
自動精算機とは、金銭の授受を含めた会計をすべて患者様一人で行うことができる機械です。
電子カルテやレセコンとデータ連携することにより、会計業務の自動化が可能になります。
自動精算機には「床置きタイプ」と「卓上タイプ」の2タイプがあり、弊社の製品では「Clinic KIOSK」と「Clinic KIOSK for Desktop」の2つが自動精算機になります。
弊社の自動精算機には、診療所やクリニック様のご要望に応じて、以下の追加オプション機能を搭載することが可能です。来院登録や受診内容を選択できる『再来受付機能』、ご家族の診療代を一括でお支払いできる『まとめて会計機能』などのオプションがあります。
Clinic KIOSKの再来受付機能について、詳しくはこちらをご覧ください
受付会計自動化を実現!Clinic KIOSKの再来受付機能の導入事例を紹介
床置きタイプの特徴の一つは、その『コンパクトサイズ』です。
従来の床置きタイプの自動精算機は自動販売機ほどの大きさがあり、このままのサイズでは地域に特化した診療所やクリニック様には大きすぎるという課題がありました。
弊社は「製品サイズの課題」に対して、2015年の販売開始から筐体デザインを変更するたびに、筐体サイズを小さくし続けてきました。 その結果、今ではウォーターサーバーを設置する場所に置けるくらいコンパクトなサイズにすることができました。
卓上タイプは受付窓口に設置されることが多く、床置きタイプと同様に患者様が自分で会計・精算を行えます。また、セルフレジと同じ釣銭機能を備えているため、床置きタイプとセルフレジの両方の利点を兼ね備えた機械と言えるでしょう。
弊社のClinic KIOSK for Desktopは、床置きタイプのClinic KIOSKでは取り扱えない1円・5円硬貨の使用が可能であり、締め作業時の現金カウントの手間を軽減します。また、お釣りの補充がスムーズで簡単に行えるなど、お金周りの機能が充実しています。
以上のことから、設置スペースが手狭でお困りの診療所・クリニック様からは「床置きタイプ」、人員不足やお会計業務の効率化を求める診療所・クリニック様からは「卓上タイプ」が支持される傾向にあります。
セルフレジとは
セルフレジは、スタッフと患者様が対面しながら、患者様が目の前で会計を行う機械です。セブンイレブンのレジをイメージしていただくと理解しやすいでしょう。患者様のお支払い前にスタッフが操作する必要があるため、主に受付窓口に設置されることが多いです。
弊社の製品では「Clinic POS」がセルフレジになります。
セルフレジは釣銭機部分が大きいため、設置にはスペースの確保が必要です。
自動精算機の追加オプションと同様に、ご家族の診療代を一括で支払える「まとめて会計機能」を追加することが可能です。ただし、Clinic KIOSK、Clinic KIOSK for Desktopとは異なり、追加できるオプション機能には制限があります。
また、コスト面は自動精算機を導入するより安価で導入しやすいです。
以上のことから、導入コストを抑えたい、金銭授受を正確にしたい、締め作業を効率化したいといった要望を持つ診療所・クリニック様には、「セルフレジ」が支持される傾向にあります。
それぞれのメリット・デメリット
自動精算機とセルフレジのメリット・デメリットをご紹介します。
どちらの製品が良い・悪いというわけではありませんので、ご自身のクリニックで実現したいことに最も適した製品を選ぶために、下記の表をご覧いただき、比較していただければと思います。
自動精算機のメリット(Clinic KIOSK、Clinic KIOSK for Desktop)
・患者様の待ち時間が短縮できる
・オプション機能が充実している
・金銭紛失・盗難防止に役立つ
・製品サイズが2種類あるため、設置場所の選択肢が多い
・衛生的で感染症対策に役立つ
自動精算機のデメリット(Clinic KIOSK、Clinic KIOSK for Desktop)
・本体価格が高額でコスト面での負担が大きい
・物販の取り扱いができない
・締め作業が全自動でない(床置きタイプ:Clinic KIOSK)
セルフレジのメリット(Clinic POS)
・締め作業にかかる時間が短縮できる
・物販の取り扱いができる
・自動精算機に比べて安価でコスト面の負担が軽い
・金銭紛失・盗難防止に役立つ
・衛生的で感染症対策に役立つ
セルフレジのデメリット(Clinic POS)
・設置場所の確保が必要
・オプション機能が限られている
・患者様一人でお会計が出来ない(スタッフさんの操作が必要)
選び方のポイント
ここまでの内容で、自動精算機とセルフレジの特徴やメリット・デメリットについてご理解いただけたでしょうか。改めて、実際に導入する際のポイントを以下にまとめました。ご参考になれば幸いです。
自動精算機の場合
自動精算機を選ぶ人
・お会計や精算業務を自動化したい
・患者様との接遇時間を増やしたい
・精算機能以外のオプションを取り入れたい
・患者様の待ち時間を削減したい
・製品サイズが2種類あり、設置場所の選択肢がある
→「Clinic KIOSK」or「Clinic KIOSK for Desktop」がお勧めです。
セルフレジの場合
セルフレジを選ぶ人
・毎日の締め作業を手短に済ませたい
・導入コストをなるべく抑えたい
・物販の会計も行いたい
→「Clinic POS」がお勧めです。
まとめ
さいごに、自動精算機とセルフレジの違いを簡潔にまとめました。
自動精算機:Clinic KIOSK、Clinic KIOSK for Desktop
・お会計はスタッフを介さずに患者様のみで行うことができる。
・精算機能以外のオプション機能が充実している。
・スタッフと患者様の間で金銭の授受が無く、衛生的かつ感染症対策に有効。
セルフレジ:Clinic POS
・スタッフの操作が必要で、お会計は患者様に行っていただく。
・釣銭機の性能が高く、金銭授受の正確さに特化している。
・自動精算機と比べて導入時のコストが抑えやすい。
以上が自動精算機とセルフレジの違いについての解説になります。
自動精算機導入の際には、クリニック・診療所の課題や実現したいことに適したものをご提案いたします。ご質問などありましたらお気軽にご連絡、ご相談ください。
最終更新日2024年8月21日
この記事の執筆者
株式会社APOSTRO 経営企画室
川越 雄太
大学卒業後、大手コンサルティング会社にて、医療機関のコンサルティングに従事。その後、医療介護人材紹介会社の経営企画部門を経て、当社へ入社。クリニックや薬局のコンサルティング、ITシステム導入支援のアドバイスを行なっている。